| ミニ公募債
【問題意識】
飯能市の平成15年度一般会計予算案規模は、前年度比−5.2%、12億円減額の218億円です。そのほか11ある特別会計予算案総額では、前年度比3億4千6百万円の減額で189億7千4百万円であり前年度比−5.2%、二つの企業会計でも32億5千万円の予算案総額では6.3%の減となっております。
税収の落ちこみ、地方交付税の減額による不足を、起債によって補い、市債の発行は14年度に比較して12.7%増の18億9千5百万円計上されています。
さらに不足する財源は基金から総額8億5千万円の繰り入れで収支のバランスを図っている状況であります。
このような飯能市の予算案をわかりやすく考えるために、一般家庭に置き換えてみると、収入が減った分を家族じゅうで節約し、我慢をします。それでも足りない分は貯金を取り崩し、さらにどうしても必要で足りない時は銀行で借金をして、どうにか生活をしていこうと言うことであります。
【提案】
そこで、資金調達の新たな手法として、市民参加型のミニ公募債の新規発行を提言致します。
ミニ公募債とは簡単に言えば、飯能市が国や銀行で借りるお金を、国債の発行による資金調達のように、市民の皆さんに飯能の市債を購入していただくシステムであり、資金調達や償還期限や利回りなどを多様化させることになります。
総務省の試算では、平成14年度に発行する全国の「住民参加型ミニ公募債」は当初200億円の発売計画を上回り、13倍の2600億円とはじいています。
市民の生活の充実を計るためには、例えば、地域の特色を生かす事業であったり、高齢者対象の事業など様々な分野で事業展開させたいものです。また、図書館や福祉施設、道路などを建設していくことも考えられます。
ミニ公募債の発行により、市民の皆さんが、我がまちの財政状況や事業に関心を持って、行政と自分との関わりに対する意識の高揚につながることを期待しているのが第一です。その他ペイオフ対策にもなります。そしてなんといっても現在ある金融商品の中では、利回りが良いというメリットがあります。
2月末現在、利回りは、5年もの国債で0.287%、銀行などの5年定期預金平均0.10%である中で、先進地でのミニ公募債の発行条件は、平均0.3%から0.44%という大変有利な条件の金利設定をしています。
市民や市内の企業を対象に購入してもらうことで、市政への今まで以上の愛着や理解、さらなる関心を深めてもらえる期待が脹らみます。目的財源としての効果は、飯能市経済の景気の底上げと共に刺激となり、カンフル剤の役目も大きく期待できます。
(平成15年3月の一般質問より)
<参考資料「日本のミニ公募債」>
・川越市 「小江戸かわごえ市民債」 3億円 (発行済)
・川口市 「川口サイエンスワールド建設事業 」30億円 (発行済)
・福岡市 「夢・こども債」 (以下発行または準備中)
・杉並区 「育て杉苗債」
・福岡県原町市「いいまちはらまち市民債」
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