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森林保全
【問題意識】
飯能市は澄んだ空気と緑豊かな山、清らかな名栗川や高麗川など、豊富な自然に恵まれた町であります。森林には雨水を蓄えたり、地球温暖化を防ぐ役目もあります。このような自然の営みを当たり前と感じている我々でありますが、森林や水を未来永劫どのように、みんなで守っていったらいいのかということであります。飯能市では、緑と清流を標榜しています。では、緑と清流をどう生かして、どのように次代に受け継いでいくかが大変重要であります。緑と清流を唱えても、山や水を代々受け継いで守っている方々の責任だけに、我々も甘えていていいものでしょうか。
【提案】
私が以前、福井県の今立町に行ったときのことであります。今立町は和紙の産地でもあります。正倉院の書物の和紙も今立の和紙であります。一人では抱えきれないほどの杉の木が見事に整備され、すっと立ち並んでいました。今立町の山の手入れの行き届いた姿にびっくりいたしました。その木立の中に入ると、幽玄であり、神秘でもあり、我々に対する無言の教えを感じ取ることができました。今立の森林保全の取り組み方は、地元の人や自然発生的にできたボランティアによって支えられているということでした。
そこで、飯能市でも子供たちの教育の中に、森林保全の取り組みに、山と直接かかわっていくことができないものでしょうか。イコール環境保全の活動であります。また、ボランティアの方々にも森林保全に積極的に協力してもらう体制もできないものでしょうか。休日の余暇時間の有効利用や、また広く興味のある人に人的資源をボランティア活動という形で提供していただくスタイルであります。飯能市にある山は我々にすばらしい恩恵を与えているという教育や実践、市民にも市外の人にも、その実践の場を提供していただいて、森林の大切さを学び、みんなで守っていくという姿勢をつくり上げようではありませんか。既に飯能でも一部の方がこのような活動に取り組んでいると伺っております。このように考えると、山の所有者にすべての責任を背負わせないためにも、緑と清流を標榜する飯能市の責任において、ぜひとも実行していきたいものであります。休日のドライブなどで行く先は、近郊の小さな町を訪れることが多いんですが、こんな田舎でもと思われる自然に恵まれた山の中やひなびた村にこそ、自然を大切にして、それを守り、落ち着いた環境を生かしてまちづくりがなされていることも質問に結びついた一つであります。
飯能市は、大切な自然がたくさんあります。そこで、飯能市より下流の人たちにも自然にかかわり、川をはぐくむ森林に興味を持っていただく活動にも取り組んでいきたいものであります。これを生かしていくことが、緑と清流の町であり、我々がうっかり忘れている点であります。以上の取り組みは、ひいては観光資源にも生かすことができると思います。一部の山や自然を対象とするのではなく、飯能市全体を対象とした施策を考えていこうではありませんか。
(平成13年12月の一般質問より)
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