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◎市政に対する一般質問(平成13年6月)
| 質問事項 |
質問要旨 |
| 1教育行政について |
教育改革国民会議の最終報告について |
| 2福祉について |
一 障害者福祉の支援について
二 福祉サービスの制度について |
| 3環境について |
一 環境保全について
二 環境教育について |
| 4国体について |
国体の迎え方について |
| 5自治体合併について |
合併で変化することについて |
| 6情報技術関連について |
一 インターネット講習会について
二 高速通信回線について |
| 7道路について |
一 都市計画道路について
二 道路開通に伴う環境変化について
三 道路開通による経済効果について |
○一番(加藤由貴夫議員) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をいたします。
質問に入る前に、市長におかれましては、日ごろ執行部職員の皆様とともに市政遂行のため、長年にわたり大変なる御努力と御尽力を賜りましたことに敬意を表し、市民の一人として感謝し、御礼申し上げます。
また、本日は加治小学校の児童の皆さんも議場を見学に参りました。ようこそいらっしゃいました。
議会とは、どんなところだろうと興味を持って初めて議場を訪れた方が多いことと思います。議会では、皆さんの暮らしにも関係がある、学校、家庭や社会の仕組みについて考えます。飯能市がよりすばらしい町になるために、みんなで意見を出し合い、話し合う場所であります。皆さんにも大いに関係のある話し合いがなされます。これを機会に地域や飯能市のことについて、今まで以上に関心を持っていただきたいと思います。小学生の皆さんにも、なるべくわかるように質問するように努力いたします。皆さんの元気に負けないように、私も元気に質問いたします。
それでは通告順に従いまして、最初に教育行政についてお尋ねいたします。
先日、大阪の池田小学校で信じがたい、残忍非道な殺傷事件が起きました。加治小学校の皆さんも、同じ小学生として大変なショックを受けていることと思います。私も連日の報道を耳にし、目にするたびに、何とも表現しがたい憤りを感じます。突如としてとうとい命を奪われた子供たちはもちろん、残虐な大惨事に巻き込まれ、友達の死を幼いながら目前にしてしまった子供たち、家族、地域社会と、さまざまな場面や状況に思いをめぐらせては胸が締めつけられます。
ここで私は被害を受けた皆様に、この場をおかりして、哀悼の意を表し、心より御冥福をお祈りし、お見舞い申し上げます。
これから教育の質問をさせていただくわけでありますが、今回の事件も踏まえた質問としたいところであります。
政府の教育改革国民会議の最終報告の提言に対してであります。このごろ「キレる」という言葉の使い方をよく耳にいたします。つらい逆境に耐えられない人づくりがなされているのでしょうか。大人も子供も日常生活の場が心地よくいやされているのでしょうか。親の子供に対しての干渉、異常とも見受けられる過保護。そして、反対に放置。学校では偏差値教育、内申書重視の教育。このことだけを取り上げますと、すぐにキレる人が育ってもおかしくありません。いらいらしています、みんな。
子供は親を中心とした社会の正しい愛情によってはぐくまれるのであって、無理をして子供をロボットのように考え、育てることは心配であります。
私の世代は、俗に言われる戦後民主主義で育ってきました。民主主義は平等と教えられ、権利を主張して義務を履行することを教えられてまいりました。どこまで義務を果たしたかが、私たちに問われていると思います。
団塊の世代として責任も感じています。子供は社会の宝、子供がそこにいるだけで幸せを感じます。そんな未来を担う子供たちを、社会全体でかかわって育てていこうと、私は訴えてまいりました。
近ごろは外で自由に遊んでいる子供は少なくなってきました。ある面では、子供たちにとって大変厳しい時代になったと思います。そして、今回の大阪での事件が起きました。未来のある子供たちが傷つけられたということは、ゆとりある教育を実践し、地域の中で開かれた学校を目指しているときに、水を差された思いであり、まことに残念であります。
今回の事件は、質問通告提出後でありますが、緊急かつ重大なことでありますので、差し支えのない範囲で結構でございますので、教育長さんの思い、感想がありましたら、お答え願います。
だからといって、性急な対応で今までの地域と結びついた学校開放への取り組みが無にならないよう、慎重かつ適切な対応をお願い申し上げます。
そこで、昨年、政府の教育改革国民会議の最終報告が出され、教育を変える十七の提案がなされました。今回は「人間性豊かな日本人を育成する」の中から五つの項目についてお尋ねいたします。
一番目に、教育の原点は家庭であることを自覚する。二番目に、学校は道徳を教えることをためらわない。三番目に、奉仕活動を全員で行うようにする。四番目に、問題を起こす子供への教育をあいまいにしない。五番目に、有害情報等から子供を守る、と提案されています。
以上五つの提案に限って、飯能市では教育改革国民会議の提案をどのように認識しているか、その現状と取り組み方をお伺いいたします。
二番目に、福祉について二つ質問させていただきます。
最初に、障害者の支援についてであります。
私は、障害があっても、高齢になっても、安心して暮らせる社会をつくろう。そして、みんなで支え合って暮らせる社会を望んでいます。生まれつき手足がない障害を持って生まれた乙武洋匡さんの『五体不満足』という本があります。彼自身の努力にも敬服しますが、本人は障害というのは身体的特徴であり、車いすという道具、道路や建物の整備、周りの理解と協力があれば、多くのことができる可能性があると言っています。だれでも社会の一員として当たり前の生活をしていく権利があると言っています。今、必要なのは、障害者が自立した生活を送り、仕事につくための社会の仕組みやアドバイスが求められていますが、飯能市ではどのように考えているのでしょうか。
乙武さんに言わせれば、障害があることは決して不幸なことではないと言っています。不便で不自由なだけです。その言葉から、ともに生きるまちづくりのために、どうしたらいいか。障害者の自立のためには、我々が障害者のことを考え、どのようにしたら、不便で不自由な壁を取り除いていけるかといった理解と協力を深めていきたいと考えます。
飯能市では、施設のバリアフリーはもちろんですが、心のバリアフリーという観点でも、どのように取り組んでいるか、お伺いいたします。
次に、福祉サービスの制度についてお伺いいたします。
障害者と行政、民間の福祉施設管理者、特に入所施設の施設側と入所者側の関係は、基本的に対等ではありません。つまり、援助する側と援助を受ける側が対等にならないと思うんです。必ず何らかの摩擦や問題が起こります。痴呆やねたきり、知的障害のために社会的、経済的自立に限界がある場合は、当然援助が必要であります。
心ない人によるいじめ、差別などの被害、人としての尊厳や人権が侵される場合もあります。この基本的に対等でないという考えをどう感じるかお伺いいたします。
そして、今、必要と思われるのが、福祉に関する市民からの相談制度の充実であります。知的障害者や特別養護老人ホーム等の入所者の人権を守るため、定期的な施設訪問、入所者や家族から相談を受けたとき、実態を調査し、指導、勧告を行う制度が必要であります。人権養護委員や児童民生委員なども、相談窓口の一つとは思いますが、権限の問題や知的障害者に関する知識や接した経験が不足しているため、相談窓口としては無理があります。公的な中立性を保った制度の必要性を感じますが、飯能市での現状とお考えをお伺いいたします。
三番目に、環境問題についてお伺いいたします。
最初に、環境保全についてであります。
私は、地球を痛めつけているという自覚を持って環境問題に取り組みたいと思っています。環境問題は、身近な地域の問題から地球規模のものまで広範であります。これらの主な原因は自然環境の変化もありますが、多くは私たちの日常生活や事業活動による環境への負荷の増大によるものであります。
この解決のためには、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄という経済社会の仕組みや物質的豊かさを求める生活の形を見直し、すべての人が自主的、積極的に環境保全への取り組みに参加して、協力、連携して、地球への負担が少ない、循環型社会に変えていくことが必要です。
このために、まずは快適な地域と環境の形勢に向けて、環境保全のための基盤づくりや意識啓発など、環境に優しい地域づくりが求められています。取り組みについてお伺いいたします。
次に、環境教育についてであります。
環境保全については、市民の関心が高まっているのも事実であります。そこで、子供のときから環境を大切にする心と環境保全活動に主体的に取り組む態度をはぐくむために、学校教育の中で環境教育を推進し、家庭、地域社会と連携を図りながら、環境保全の意識啓発を進めることが必要だと思います。本市における環境教育の現状についてお伺いいたします。
続きまして、四番目に、埼玉国体についてお伺いいたします。
国体の選手や関係者の迎え方についてお尋ねいたします。
平成十六年(二〇〇四年)は、第五十九回国民体育大会のホッケー競技が飯能市において開催されます。飯能市では市民とともに、どのように全国からの選手や関係者をお迎えするのか伺います。
ホッケー競技の選手の強化や市民に対する国体の啓蒙、PRはもちろんでありますが、せっかくの機会ですから、市民参加の国体に取り組んで、お金のかからない国体運営を目指し、気持ちよく選手や関係者を迎えたいと思いますが、いかがでしょうか。
例えば、ボランティアを募り、市民総参加による国体であります。その内容について、飯能市としての方針と取り組みについて現況をお伺いいたします。
そして、飯能市では、平成十六年は市制五十周年に当たります。ちなみに過去の例ですと、市制三十周年は市民会館を建設、四十周年には市民球場を建設しました。市制施行五十周年に当たる国体開催の平成十六年は、周年行事と何かかかわりを持った国体として開催したらどうかと思いますが、何かお考えがあるのか伺います。
五番目に、自治体の合併についてお伺いいたします。
合併で市民の生活にどのような変化が起こるかお尋ねいたします。
市町村合併が全国で取り上げられ、約三千三百ある市町村を十分の一にしようというものでありますが、市町村合併はあくまでも住民の意思で決定していく形が望ましいと思いますが、飯能市ではどのように考えているか、お伺いします。
そこで、合併した場合のメリットとデメリット、地方交付税はどうなるのか、職員数はどうなるのか、市民サービスについても見解を伺います。
六番目の質問は、IT(情報技術)関連についてであります。
最初に、インターネットの講習会についてお伺いいたします。
インターネットの使用、利用に関する講習会が飯能市でも実施されています。飯能市での講習会の実施状況と講習会の実施途中の現況についてお伺いします。
それに関連して、全国的に市役所や出先機関の窓口業務の市民サービスは、インターネットの利用による双方向の情報伝達交換のできる電子自治体を目指していますが、そのためのインターネットの高速通信回線の整備についてお尋ねいたします。
情報は、行政情報を含めて、リアルタイムに公開される時代であります。このスピードに行政もついていかなければなりません。私もインターネットを数年前から利用し、情報交換の道具として大変便利に使っています。しかし、現状では通信回線の情報スピードは余り速いものではありません。機器の普及と利用者の増大による便利さを低下させないために、そして使いやすくするためには、通信網の整備による情報伝達の高速化が望まれています。将来のまちづくりに役立ち、飯能市を電子都市として、なお一層、スピード感と躍動感の生まれる情報伝達手段としていくには、独自の高速通信回線のインフラ整備は急務と思いますが、いかがでしょうか。飯能市の現状と今後の対応について伺います。
七番目に、道路の質問をさせていただきます。
まず都市計画道路の進捗状況についてお伺いいたします。
飯能市は近隣都市と比較して、道路網の整備がおくれていることは否定できないと思います。特に、飯能市の環状道路として計画されている都市計画道路につきましては、市民にとって最も開通が待たれています。今回は、国道二九九号線の警察より武蔵丘ゴルフコース入り口までの区間、二番目に、阿須小久保線、三番目に、川寺上野線の三つの道路についての進捗状況と今後の開通までの見通しについてお尋ねいたします。今後どのように早期完成を目指していくのかについてもお伺いいたします。
次に、道路開通に伴う環境の変化についてお伺いいたします。
道路開通に伴う環境の変化は大きな問題であります。今現在、考えられる問題として、住宅地を道路が縦断、横断することによる地域コミュニティーの分断。そして、子供やお年寄りが道路を横断するときの安全の確保、道路の開通により沿道住民が車の通行による騒音、振動の問題と、ばい煙、粉じん等の問題であります。
沿道に住む人に配慮した環境対策はどのように考えているか、お考えをお尋ねいたします。
最後に、道路開通による経済効果についてお伺いいたします。
道路開通に伴う地域の環境への影響を考えることはもちろんであります。そこで、道路開通によるプラスの経済効果も期待できるわけであります。便利さや快適な通行はもちろん、特に国道二九九号線中山地内の工事の際、南側市街地の雨水、洪水対策のために、雨水を新しい道路を使って分散する工事や道の駅設置による観光や経済の活性化等、地域に元気と安心を与えるために、どのようにお考えかお伺いいたします。
通過車両がふえて関係する地域に迷惑にならない、環境悪化だけを残さないようにするために、これからの道路をつくるに際してのお考えをお伺いいたします。
これをもちまして一回目の質問を終わります。
△議長(安藤久夫議員) 答弁に入ります。
市長
●市長(小山誠三君) きょうはたくさんの傍聴の皆さんがおいでで、今、時間で帰られるところでありますけれども、その中での議員さんの張りのある御質問でありました。
私の方からは、国体の迎え方、そしてまた市町村合併についてお答えをさせていただきます。
国体の迎え方につきましては、平成十六年に開催される第五十九回埼玉国体では、当市は御承知のとおり、ホッケー競技の会場市であります。私は選手や関係者の皆さんが、この飯能市に来てよかった、選手の力が十分発揮することができた、そしてまた、多くの思い出を残すことができたと、このような思いをお土産にできるような、そのような大会であればというふうに願っております。
これは市民と皆様とともに、また議員の皆様にもお諮りをしながら、さらに詰めていきたいというふうに思います。
市民参加による国体の取り組みにつきましては、現在、平成十一年七月に飯能市準備委員会を設立していただきました。下部組織機関として常任委員会を設け、現在は総務と施設の専門委員会が設置をされ、それぞれの専門委員会で準備が進められているところでございます。今後、準備委員会から実行委員会への移行、そしてまた競技、広報、宿泊等のすべての各専門委員会の設置をしていただいて、それぞれの専門委員会で国体までの方針や計画、市民運動の推進、広報紙の発行、大会ボランティアの募集などについての検討、協議をしていただく予定でおります。
市議会議員の皆様を初め、多くの市民の方々の御協力をいただき、ホッケー競技の会場市として国体の成功を期したいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
次に、自治体合併についてということでありますが、市町村合併につきましては、この問題は前々から議論をされましたし、これからの行政の運営上も議論を避けて通ることのできない課題であるというふうに思っております。
市長としての私の意見は、埼玉県の市町村合併推進要綱策定作業の中で行われたアンケート調査でも回答したところであります。そして、今までの一般質問でも申し上げてきたところでございます。日高市、名栗村とは、昔からさまざまな生活上のつながりや広域行政で培ってきた関係をこれからも大切にしていきたいというふうに考えております。
さらには、西武池袋線沿線の自治体でつくっておりますダイアプラン四市の協力関係による広域行政の実績も合併のための大きな要素であるというふうに考えております。四市ダイアプラン策定時にも政令指定都市を目指すのかと、この席でありましたか、問われたこともございました。そのときも、直ちにそのようには考えていないというふうにも答弁をさせていただいたと思っております。
行政サービスの水準、それを実現可能とする財政力との相関関係について、市民の皆さんにも十分な理解を求めることは重要なポイントであろうと思っております。いずれにしても、合併の必要性につきましては、さらに議会、そして議員の皆さんとの論議、そしてまた市民の皆さんとの十分な議論が必要であるというふうに考えておりますので、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
△議長(安藤久夫議員) 教育長
●教育長(須藤澄夫君) 教育行政について教育改革国民会議の最終報告についてのおただしがございました。このことについては、さきに大阪で起こった惨劇のことにも関係するのだというおただしでございましたので、あわせてお答えを申し上げたいと思います。
初めに、私ども事務局の方でも、亡くなった子供たちのことを悼み黙祷をさせていただきました。そして、緊急校長会等を開き、そこで伝えたことは次のようなことであります。
子供の命、これが一番大切であるということを、いつも頭に置いておいてほしいということ。それから新聞等で報じられているように、開かれた学校の逆風ではないかということについてですが、私は決してそれはそのようにとってはならないであろうというふうに伝えております。いかに閉じても、悪いことをしようとする者はどこかからか進入してきます。それよりも私は健全な目を大きく、健全な目を持った市民の方々にたくさん入ってもらうことの方が大切だというふうに思っております。人のとりで、人の石垣、心の石垣を築くことの方が今求められていることだというふうに理解しているところであります。
また、今回のことだけではありませんけれども、将来のことを考えますと、教育のことが教育の専門家だけで意見交換されるのではなく、PTAを初めとする青少年関係団体の組織の方々、あるいはお願いを申し上げたいのは自治体の方々、民生委員の方々、保護司の方々、あるいは企業と関係を持っていらっしゃる商工会の方々、こういった方々にお集まりをいただいて、いろいろな御意見の差はあるにしても、大同団結していただいて、地域の子供を育てていきたいというふうに思っております。
今、関係各課にどのような組織があるのか、どのような提案ができるのかということを、至急、勉強させているところであります。来週、まず第一の会合を持つ予定であります。
まだまだたくさんありますが、これから申し上げる最終報告についての、人間性豊かな日本人を育成する、その五つの提案にも含まれると思いますので、そちらの方に移らさせていただきます。
一つに、教育の原点は家庭であることを自覚するという提案でございます。
教育の道は家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、世間の教えで実がなるという言い方があります。この伝でいけば、家庭で最低限のしつけがなされていない子供は、花も咲かない、実もならないということになります。
そこで、私が最低限の家庭教育としてお願いしたいのは、子供に朝食をとらせてほしいということであります。ざっくばらんに言えば、朝飯を食わせる、ここには人間教育の原点があるというふうに思っております。物の命をいただくという、いただきますという崇高な教え。子供に朝飯を食べさせるために、親が先に起きなければならないという率先垂範の教え。次に、心のこもったものをつくるという思いやりの教えなどであります。
私の小さな経験から言えば、問題の多い子の中には、ややもすると朝食をとっていない子も見られました。愛情あふれる朝食を食べている子供については、小・中学生のうちに茶髪などという過度なおしゃれをして自己主張をしないで済むように育つようにも私は思っているところであります。
二つ目に、学校は道徳を教えることをためらわないという提案であります。知識はときに凶器でもあります。その凶器にブレーキをかけるのが道徳だというふうに思っております。これは私の教育の信条の一つでもあります。
当然のことながら、学校は道徳を教えることをためらってはなりません。かわいい子供だからこそ、厳しさも必要ですし、道徳もきちんと教える。それが国際社会に通じる人間を育てることだというふうに日ごろ指導しているところであります。
三つに、奉仕活動を全員で行うようにするという提案でありますが、文部科学省は奉仕活動や体験活動を一生懸命やっている団体を支援するため、子供夢基金の設置を考えているようであります。
本飯能市も、ことしから小さな善行、よいことに小さな拍手を贈ろうではないかという趣旨で、善行少年賞拍手を贈ろう事業を発足させる計画であります。多くの方々の御支援を賜りたいと思います。
四つ目に、問題を起こす子供への教育をあいまいにしないという提案でありますが、昔は子供のことで警察に通報すると、子供を警察に売るなどということで嫌がられました。今はそんなことを言っている場合ではないことを大概の教職員も保護者も了解してくれています。しかし、当事者の子供や親には余り罪悪感がなく、逆に根に持たれることもあって、学校現場は苦労しているということも事実であります。
ともあれ自分たちで手に負えない子供については、関係機関の協力を得て、健全な子供を育てる、必ずしもペナルティーという意味ではなくて、健全な子供を育てるという意味で関係機関と協力をしてほしいというふうに校長にも指示をしているところであります。
結びの五つ目、有害情報等から子供を守るということでありますが、活字、映像など、多様な情報の中には未成年に有害な情報も少なくありませんというふうに私は思っております。
これらに対応するため、学校の中で情報教育を通して、情報選択能力を育てておりますし、また日本PTA全国協議会の情報では、民間放送連盟に対して、テレビメディアの青少年の健全育成の配慮に関する要望書を出してくだすったということも聞いております。大変ありがたいことと思っております。
環境教育については教育次長の方から答えさせます。よろしくお願いします。
△議長(安藤久夫議員) 福祉部長
●福祉部長(大島和典君) 二番目の福祉について、一 障害者福祉の支援についてでございます。
障害者の自立支援に対する市の考え方ということでございます。障害者とは身体障害者、知的障害、それから精神障害があるために、長期にわたりまして日常生活または社会生活に相当な制限を受ける人となっております。この方が日本全国で五百七十六万人おられるわけでございます。
さて、国におきましては、平成十二年度、障害保健福祉施策の見直しということで、社会福祉事業法の五十年ぶりの改正を見据えまして、社会福祉基礎構造改革理念のもと、有識者による検討会並びに中央社会福祉審議会、そして利用者、事業者との意見交換などの議論を踏まえまして、昨年、社会福祉の基本法である社会福祉事業法を初めとする八本の法改正が行われました。
その主たるものとして、利用者の立場に立った社会福祉制度の構築、この一つとして、従来、行政処分による措置制度であったものが、利用者が事業者と対等な関係でサービスを選択できる利用制度とすること。二つとして、利用者保護のための制度の創設、民法の成年後見制度を補完するものとして、権利擁護制度の確立。三つといたしまして、苦情解決の仕組みの導入、これは事業者に苦情解決の責務を明確にしたことと相まって、解決困難ケースにつきましては、県段階におきまして、運営適正化委員会の設置及び利用契約についての説明、書面交付の義務づけなどでありまして、その他、サービスの質の向上、社会福祉事業の充実・活性化策、地域福祉の推進、ここでは市町村地域福祉計画の策定、そして知的障害者福祉等に関する市町村への事務委譲等の改正が行われまして、平成十五年度までに逐次施行されるわけでございます。
そういう基本的な枠組みのもと、市といたしましては、平成九年度、飯能市障害者計画を策定いたしまして、障害者施策の総合的な推進に今全力で取り組んでいるところでございます。
ハード面につきましては、埼玉県福祉のまちづくり条例に基づきまして、その促進が図られておりますし、心のバリアフリーという点では、障害者の社会への完全参加と平等という理念に基づく、きめ細かな施策を展開しておるところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。
次に、福祉サービスの制度についてでございます。対等でないという点でございます。認めざるを得ない点ございます。
飯能市の現状と考え方ということでございます。先ほど申し上げました福祉関係法の改正によりまして、この点が大きく見直し、改善されることとなりまして、利用者が納得できるような仕組みが制度上は整いましたので、これに魂を入れるべく、市としても今後、運営の適正化を図ってまいる覚悟でございます。よろしくお願いいたします。
△議長(安藤久夫議員) 市民環境部参事
●市民環境部参事(松井一夫君) 環境保全につきましてお答えいたします。
おただしいただきましたように、これまでは大量生産、大量消費、大量廃棄といった経済社会が続いてまいりました。この結果、私たちを取り巻く自然環境は大きく変化し、近年は資源の枯渇や温暖化現象など、地球規模での論議がなされ、その反省のもとに循環型社会の構築が求められるようになりました。振り返ってみますと、四、五十年ぐらい前は、何のてらいもなく、ごく自然に資源循環が行われていたように思います。
御質問の環境保全に対する取り組みでございますが、御案内いただいておりますように、平成八年度に景観緑地の保全、公共用水域の水質保全、埋め立て等の規制、ゴルフ場の農薬の安全使用等について定めた環境保全条例を制定いたしました。
具体的施策を申し上げますと、入間川の河岸緑地の公有地化、天覧山、多峯主山周辺の景観緑地の指定、自然に親しみ、自然を大切にする心を目的にした、親子森林教室の開催や合併処理浄化槽の設置及び維持管理に対する補助等で徐々にその成果が出ているところでございます。
また、市内各事業所の牽引者となるべく、ISO14001の認証取得に向けて、本年一月四日には市長がキックオフ宣言をしたところでもございます。
また、本年度から環境施策の基本となる環境基本計画の策定を予定しております。策定後におきましては、これに基づきまして、さまざまな施策を展開してまいりたいと考えております。
二十一世紀は環境の世紀とも言われております。それぞれが自分の生活を足元から見詰め直し、先人の知恵にならって行動することが求められているのではないかと考えているところでもありますので、そのための施策も展開してまいりたいと考えております。
△議長(安藤久夫議員) 教育次長
●教育次長(加藤 守君) 3の環境について、二の環境教育について御答弁申し上げます。
学校における環境教育の現状はどうかというようなおただしでございました。
平成十年度でございますけれども、市内の小・中学校の先生方によりまして、飯能市環境教育推進委員会を立ち上げていただきました。これ二年間かけまして、環境教育の資料「すぎこだち」というものを発行いたしました。これは先生方一人一人が、地球規模の環境問題から、身近な飯能の水、川に住む魚、緑の大切さ、家庭のごみの問題まで、知恵を出していただきまして、文を書き、絵をかき、写真をとって載せたものでございます。
この「すぎこだち」の利活用につきましては、活用手引き書を作成いたしまして、市内の小・中学生の一年生から中学三年生の全学年におきまして、環境についての教材として利用しているところでございます。
中身につきましては、絵と写真を非常に多く使っておりまして、わかりやすくなっております。問いかけもございまして、大人にとっても役立つものと思います。
「すぎこだち」の最後に、環境問題の解決は、小・中学生の皆さんも自分自身のこととして取り組むことが大切で、環境問題について深く考えることができるよう、この「すぎこだち」を作成しましたと結んであります。
環境のねらいは、環境への理解を含め、環境を大切にする心を育成するとともに、環境の保全やよりよい環境の創造のために、主体的に行動できる実践的な態度や資質、能力を図ることだと思いますので、今後につきましても努力してまいりたいと思います。
△議長(安藤久夫議員) 企画財政部長
●企画財政部長(木崎勝年君) まず自治体合併の関係でございますが、その中でメリットというふうなことでございます。住民の利便性の向上、行政サービスの高度化、多様化への対応、重点的な投資が可能になるなどの基盤整備の推進、広域的視点に立ったまちづくり、あるいは施策の展開、行財政の効率化、地域活力の強化、こういったものがメリットではないかと思います。
さらに地方交付税の関係でございますが、合併後の自治体が受ける地方交付税の額につきましては、自治体規模が大きくなることもありまして、合併前の自治体がそれぞれ受けていた交付税の合計額よりも減ってくるのは一般的でございます。しかし、それでは各市町村とも非常に厳しい状況になってしまいますので、今回の合併特例法では、しばらくの間、地方交付税が減らない特例ができているわけでございます。
職員数のおただしがございましたが、県の要綱によりますと、例えば、飯能、日高、名栗の三市村が合併したと仮定しますと、類似団体と比較しまして、一般管理職の職員で百人程度が削減できるというふうな試算もあるところでございます。
次に、インターネットの講習会でございますが、現在、公民館のほかに駿河台大学あるいは小・中学校を会場に実施しておりまして、百八十八講座、三千二百名を対象に実施しているところでございます。今まで申し込みを受け付けた講習会につきましては、すべて定員いっぱいということでございまして、五月末までに終了した講習者につきましては、二十四講座で三百五十四人という状況でございます。
次に、高速通信回線でございますが、通信インフラのハード面の整備につきまして、現在、公衆回線を利用したデジタル総合サービス網、ISDNが全市的に利用可能となっております。既存の電話線を利用したADSLのサービスも、ことしの四月から市内の一部で始まりましたし、ケーブルテレビのインターネットサービスもことしの秋から一部で始まる予定と聞いております。
さまざまな情報インフラの整備がありますが、本市といたしましても、高速通信基盤が整備されまして、インターネットの双方向性を活用して、遠隔での医療、健康管理、福祉、教育、防災、そのほか地域づくりなど、さまざまな面で行政サービスの向上が図られるよう考えているところでございまして、飯能市がつくっております地域情報化基本計画に基づきまして、調査研究を進めてまいりたいと思っております。
△議長(安藤久夫議員) 建設部長
●建設部長(吉田親義君) 七番目の道路についてお答え申し上げます。
まず一点目の都市計画道路の進捗状況でございます。国道二九九号につきましては、御案内のとおり、警察のところまで開通しているわけでございますが、中山地内につきましては、十一年度、一部工事をいたしまして、十二年度、既に県の方で発注いたしまして、引き続き旧県道の西側まで、現在施行中でございます。十四年度中には、県道の飯能寄居線まで、ここまで整備したい、このように県の方では考えているようでございます。
さらにそれから東の方につきましては、八高線のまだ高架部分があるわけでございますが、用地買収につきましては九五%終わっておりますので、引き続き橋梁関係の予備設計等をいたしまして、十七年度ごろには開通したい、このように聞いておるところでございます。
阿須小久保線につきましては、既に防災センターのところから、双柳地内の馬引沢飯能線、この間まで開通しているわけでございますが、それから南につきましては、ほとんどが区画整理の区域内でございます。その中で一部着工しているわけでございますが、区域外につきましては、区画整理の進捗にあわせまして整備をしていきたい、このように考えております。
それから川寺上野線の関係につきましては、第一小学校の北の市道、これから北側の部分は、北工区という位置づけの中で、今年度、十三年度には工事を着手いたしまして、十四年度中には完了したい、このような予定でございます。
さらにその南につきましては、家屋が大分ございますので、若干時間がかかるのではないか、このような状況でございます。
次に、道路開通に伴う環境変化ということでございます。
これは加藤議員さんが御質問いただいた、そのとおりでございます。やはり幹線道路ができてまいりますと、いろいろ住宅地につきましては、多々問題が発生するわけでございます。これにつきましては、地域住民の安全、環境公害の抑制につきましては、信号機、歩道、あるいは交通安全施設の充実とか、さらには植樹帯等によりまして、計画の段階から可能な限り配慮しているわけでございますが、さらに地域の皆様方に愛される道路づくりをしてまいりたい、このように考えているところでございます。
それから、三点目の道路開通による経済効果ということでございます。この中で、二九九号の道路の関係で雨水という提案があったわけでございます。これにつきましては、やはり大雨が降ると新町地内にいろいろ問題等も発生するわけでございますので、これにつきましては、県の方と、現在、調整中でございます。一部雨水につきましては、南小畦川の方に持っていけないかということで検討している部分もございます。
それから、道の駅のことにつきましても、御提案があったわけでございますが、これにつきましては、先ほど企画財政部長が答弁したとおり、インター周辺、この中で関係部署が集まりまして、研究をしている段階でございます。
△議長(安藤久夫議員) 以上で加藤議員の質問を終わります。
飯能市議会のホームページより。
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