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◎市政に対する一般質問(平成15年3月)
| 質問事項 |
質問要旨 |
| 1財政問題 |
ミニ公募債でまちづくり |
| 2環境問題 |
地球温暖化を抑えるためにできること |
| 3子育て |
保育所待機児童ゼロ作戦のその後 |
| 4地域問題 |
一 高齢者からの提言より
二 飯能の魅力を高めるために |
| 5道路問題 |
都市計画道路阿須小久保線について |
●一番(加藤由貴夫議員) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問いたします。
既に数多くの議員が質問をしていますので、重複する部分があるかとは思いますが、一生懸命質問してまいりますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
それでは通告順に従い最初に、財政問題の中からミニ公募債について、お尋ねと提言をさせていただきます。
三月定例会において平成十五年度予算案が議会で活発に質疑されております。市長の概要説明では、第三次飯能市総合振興計画の後期基本計画に沿った展開を図りながら、四つの基本方針を掲げて、事務事業の徹底した見直し、経常経費の節減合理化、簡素で効率的な行財政運営、税やその他の財源確保に最大限努力するとの説明を受けました。飯能市の平成十五年度一般会計予算案規模は、前年度比マイナス五・二%、十二億円減額の約十八億円です。そのほか十一ある特別会計予算案総額では、前年度比三億四千六百万円の減額で、百八十九億七千四百万円であり、前年度比マイナス五・二%。二つの企業会計でも三十二億五千万円の予算案総額では六・三%の減となっております。税収の落ち込み、地方交付税の減額による不足を起債によって補い、市債の発行は十四年度に比較して一二・七%増の十八億九千五百万円計上されています。さらに不足する財源は、基金から総額八億五千万円の繰り入れで、収支のバランスを図っている状況であります。
このような飯能市の予算案をわかりやすく考えるために、一般家庭に置きかえてみると、収入が減った分を家族じゅうで節約し、我慢をします。それでも足りない分は貯金を取り崩し、さらにどうしても必要で足りないときは銀行で借金をして、どうにか生活をしているということであります。ことしに限らず、今後も引き続きこのような状況が考えられる中で、執行部の財政運営は大変御苦労されていることと思います。
そこで、資金調達の新たな手法として、市民参加型のミニ公募債の新規発行を提言いたします。ミニ公募債とは、簡単に言えば飯能市が国や銀行で借りるお金を、国債の発行による資金調達のように、市民の皆さんに飯能の市債を購入していただくシステムであり、資金調達や償還期限や利回りなどを多様化させることになります。総務省の試算では、平成十四年度に発行する全国の住民参加型ミニ公募債は、当初二百億円の発売計画を上回り、十三倍の二千六百億円とはじいています。市民生活の充実を図るためには、例えば地域の特色を生かす事業であったり、高齢者対象の事業など、さまざまな分野で事業展開させたいものです。また、図書館や福祉施設、道路などを建設していくことも考えられます。ミニ公募債の発行により、市民の皆さんが我がまちの財政状況や事業に関心を持って、行政と自分とのかかわりに対する意識の高揚につながることを期待しているのが第一です。そのほか、ペイオフ対策にもなります。そして何といっても、現在ある金融商品の中では利回りがよいというメリットがあります。二月末現在、利回りは五年もの国債で〇・二八七%、銀行などの五年定期預金平均〇・一〇%である中、先進地でのミニ公募債の発行条件は、平均〇・三%から〇・四四%という大変有利な条件の金利設定をしています。市民や市内の企業を対象に購入してもらうことで、市政への今まで以上の愛着や理解、さらなる関心を深めてもらう期待が膨らみます。
目的財源としての効果は、飯能市経済の景気の底上げとともに刺激となり、カンフル剤の役目も大きく期待できます。川越市が「小江戸川越市民債」として三億円発行、川口市では川口サイエンスワールド建設事業に三十億円の発行。福岡市では「夢・こども債二〇〇二」、杉並区では杉の木の苗からネーミング「育て! 杉苗債」、福島県原町市では「いいまちはらまち市民債」のように、ネーミングも工夫して発行または準備を進めています。
発行額が少ないと発行するメリットがないと言われていますが、その点はどのようでしょうか。公募債は市民の資産運用に役立ち、かつ市政への関心を高める一つの方法であり、取り組みには問題もあろうかとは思いますが、地方分権、行財政改革が進む中で、これから重要視される自主財源の確保と市民意識の高揚とともに、職員に対する財政健全化への意識を図るためにも、ぜひ検討していただきたいことであります。
同じ起債でも、ミニ公募債は五年償還という短期であり、長期にわたる従来の起債とは違い、必要以上に後世に負担を残さないものであります。特に市町村の合併が検討されていく現在、市民から飯能市への信頼を得て行政への評価を高め、魅力ある地域として育てていくためにも、元気な飯能をつくるためにも、事務方の手腕に期待を寄せたいと思います。市長の見解をお伺いいたします。
次に、環境問題として地球温暖化を抑えるために我々ができることについて質問いたします。
飯能市では二〇〇二年二月二十二日に環境マネジメントシステムISO一四〇〇一の認証取得を果たし、全職員が環境に対する意識を高めていることと思います。PDCAのサイクルを継続していくことや、率先して取り組んでいく体制を構築し、市民参加の環境市民会議の立ち上げに向けて準備を進めるなど、積極的に環境問題に取り組んでいる市長に敬意を表します。
さて、一九九七年十二月に飯能市出身の石井道子元参議院議員が環境庁長官のとき、環境問題を地球規模で考える気候変動枠組条約の第三回の締約国会議、京都会議において議定書が採択され、その後二〇〇二年六月に批准されました。気候変動枠組条約を具体的に実施に移すために作成された京都議定書は、その中で六種類の温室効果ガスの排出を一九九〇年比で二〇〇八年から二〇一二年までに先進国全体で五・二%の削減、日本は六%削減することを義務づける数値目標をつくりました。地球温暖化は、一つには化石燃料の大量消費によって大気中にふえる二酸化炭素や有機物が腐敗したときに出るメタンガス、エアコンに使われたフロンガスなどの六種類の温室効果ガスの増加と密接な関係があると言われています。飯能市は七割が森林でありますが、その役割と環境への効果は、二酸化炭素の固定、吸収源という観点からの数値はどのようになっているのでしょうか。
平成十五年度からの飯能市総合振興計画を推進していく中で、温暖化防止啓発事業としての実践及び意識啓発を図るため、環境家計簿の作成、マイバッグ運動の推進や代替フロンガスの採用、リサイクルを進める循環型社会の推進の定着、生ごみ自家処理促進事業の推進等が期待されます。具体的に市民が、そして職員ができる温暖化防止への取り組みについて、我々にとってわかりやすく、どのように対応するのかを質問いたします。
次に、子育てを応援したいという思いで、保育所待機児童ゼロ作戦のその後についてお伺いいたします。
飯能市の平成十五年度予算案で、児童福祉費は平成十四年度と比較して八・二%の伸びであり、財源不足の中にあってほかの予算案がほとんどマイナスの中、子育て支援にかける熱意が伝わってきます。幼保一元化は、平成十五年度には市長も大きく指示を出して、前向きに検討していくということであり、期待されています。また、地域子育て支援センターの関係、心身障害児通園施設の建設、児童クラブの整備とメジロ押しであり、大変ありがたく思います。地域の保育支援として、育児不安についての相談業務、子育てサークル、グループの育成支援等の施策も進めていただいているとのこと等は、質疑を通して明らかになり、大変心強く思っています。
そこで、国では待機児童ゼロ作戦と銘打って、子育て支援策を進めているわけですが、働くお母さんの増加と、ひとり親家庭で頑張っているお父さんもたくさんいます。保育の重要性は今さら述べる必要もありませんが、社会全体で子育てをしていくという考えのもと、若いお父さんやお母さんがだれでも保育の機会を得て、心配しないで仕事ができるように支援していきたいものであります。待機児童をゼロにするために、さまざまな方策をしていることと思いますが、関連する幼保一元化の進捗と、飯能市における待機児童の現況、そして今後のそれぞれの見通しをお聞きいたします。
続きまして地域問題として、高齢者からいただいた提言から三点の質問をいたします。
全国に千三百万人いるというスギ花粉症患者の一人として、花粉症防止の対策として飯能第一中学校西側の杉の木の植えかえについて質問いたします。
飯能市は市域の七〇%が山間部であり、杉は飯能市の木でもあります。杉の木は私たちにとっては大変親しみのある木であり、子供のころは花粉が飛ぶ前の実は格好の遊び道具として親しんできたわけでありますが、今やこの時期になると花粉が大変気になる木であります。飯能市では、西川材の産地として林業政策にさまざまな施策を積極的に進めており、杉の木も大切な森林資源の一つで、環境にも役立っていることの重要性もあります。
そこで提案です。大分県の日田市にある林業試験場では、スギ花粉症対策の一環として、雄性不捻という杉の花粉のたんぱく質の少ないものを交配させて、杉花粉の飛散しない杉の木を開発したということであります。商品価値も高いそうであります。これは一例でありますが、西川材を標榜している飯能市でも、林業政策の一つとして、関連団体とともにこのような取り組みをしてほしいものであります。原木の市況は、大変厳しいものであると伺っていますが、反面、五十年後、百年後、いや数百年後に役立つ大切な財産として、これからの西川杉の産地としての特色を打ち出すための絶好の機会として、これに取り組んでいくことを提案し質問といたします。
次に、近年ふえたウオーキングで感じたこととして提言いたします。
天覧山や多峯主山の山道は比較的整備されていますが、ほかでは整備が行き届いていないように見受けられます。場所を決めて補修材を備蓄設置していただければ、ボランティアとしての有志の御意見番、お助け隊が整備していくことも可能ですがいかがでしょうか。元気な高齢者とともに、市民と行政がお互いに助け合いながら、地域をよくしていくという考えは、今後の一つのあり方と考えますが、どのようにお考えか質問いたします。
三番目に、交差点の車道と歩道の段差の解消を提言いたします。
飯能市の中心部における歩道と車道との境目については、大変よく整備されていること感じていますが、なお数センチという細かなことでの質問であります。埼玉県熊谷市では、車いすの人にとっては大変な交差点の車道と歩道の段差をなくす試みに積極的に取り組んでいます。ところが逆に段差は、つえを使う視覚障害者のためには大切な目印ということでもあり、矛盾したものとなっています。熊谷市では、車いすも視覚障害者にも喜ばれるための工夫を重ね、市内二カ所で改良工事をしたそうであります。その工事も、障害者の協力や意見を取り入れながら、市役所職員みずから段差を解消する溝を何度も試行錯誤の上、対応したということであります。ほんの数センチの段差ではありますが、高齢者や身体に障害を持った人にとっては、少しの高低差でも危険な目に遭うわけですから、大きな事業費を伴わない改修工事でもありますので、飯能市においても熊谷市の発想を見習っていただいて、さらなる交差点の段差の取り扱いに配慮した研究と取り組みをお願いしたいと思います。
次に、飯能市の魅力を高めるために、文学や民話を生かした教育について質問いたします。
活字離れが進み、本を読まなくなったと言われて久しくなります。小学校や中学校での取り組みの中に、ぜひ飯能市に関係のある文学や民話を取り入れ、ふるさとをしのび、風土を大切に思い、古きよき日本の生活を知り、国を思える児童・生徒の育成に役立てるために提案いたします。
参考に申し上げますが、飯能市を舞台に『美しい星』を書いた三島由紀夫については、昨年の一般質問でも飯能市の魅力を高める一つとして、観光に役立てようと提案いたしました。農民文学から児童文学を描き、『天の園』、『大地の園』を書いた打木村治。晩年を飯能に住み、飯能の文学界や当時の若き後進に大きな影響を与えた詩人蔵原伸二郎は、飯能を題材に数多くの詩を残し、『暦日の鬼』、『乾いた道』、『東洋の満月』、代表作と言われる『岩魚』を残しました。特に蔵原氏は、飯能第一小学校校歌「天覧山に朝日がはえて」で始まる歌の作詞をしたことでも有名であります。蔵原の書に対する評論では、当時の西洋文明を追い続ける日本に対しての警告ではないかとも言われています。飯能市のホームページには、飯能の各地の民話がたくさん掲載してあります。地域の歴史や史実を学ぶすばらしいものであります。
このような飯能市に関係する貴重な文学や民話を通して、地域に関心を持つ子供たちの育成をするとともに、若いお父さんやお母さんに対しましても、ぜひ何かの機会を通して、飯能の宝物であるこれらの文学や民話を生かした取り組みをしていただきたいと思いますが、どうでしょうか、見解をお伺いいたします。
最後になりましたが、道路問題として都市計画道路阿須小久保線についてお伺いいたします。
飯能市の都市計画道路で青木大久田線、国道二九九号が平成十七年度には全線供用開始に向けて着々と工事が進んでおります。また、川寺上野線につきましても、北工区が完成間近であり、懸案である飯能市における幹線道路の整備が進み、地域の生活道路としての便利さはもちろんでありますが、観光を初めとする産業、物流に与える経済効果もはかり知れないものがあると感じています。
そこで、都市計画道路阿須小久保線について質問いたします。
現在埼玉西部広域消防本部前から南に向かって、ニットー冷熱西側、県道馬引沢飯能線まで完成していますが、そこから南側は飯能市の土地区画整理事業地内を通過するために、予定される工事は土地区画整理事業の進捗に左右され、いつ工事が開始されるのかわからないという状況になっています。総合振興計画によれば、市街地へ乗り入れる交通量の分散、交通渋滞の緩和を図るとともに、東飯能駅東口へのアクセス強化を図るとあります。阿須小久保線は、飯能市を南北に通過する幹線道路として早期に必要なものでありますので、土地区画整理事業とは別に、街路事業として、単独の阿須小久保線そのものの事業として考えていきたいものであります。
ひいては阿須小久保線の優先的な完成は、双柳南部、岩沢南部・北部の土地区画整理事業地内の背骨としての役割を果たす道路として、土地区画整理事業にも違った形ではずみをつけていくというよい影響を生むと考えますがいかがでしょうか。財源につきましては、合併に際しての特例債などが今後考えられますが、その進むべき道筋は、今議会で盛んに議論され、そして市民に対してもさらなる理解を深め、その意向を確認することと思いますので触れませんが、冒頭提案いたしましたミニ公募債によるものと、英知を集め進捗を早めていただきたいと思います。
本市の根幹をなす道路問題でありますので、市長には積極的な御答弁をお伺いいたします。
これをもちまして一回目の質問を終わります。
△議長(清水邦男議員) 答弁に入ります。
企画財政部長
○企画財政部長(木崎勝年君) 財政問題のミニ公募債でまちづくりにつきまして、御答弁申し上げます。
本市では、道路、公園などの都市基盤整備や小・中学校などの教育施設整備などの財源の一部として市債を毎年予算計上し、借り入れを行いまして、長期にわたって償還しておりますことは御案内のとおりでございます。そしてその借り入れ先でございますが、大きく三種類ありまして、財政融資資金などのいわゆる政府資金、公営企業金融公庫などの公庫資金、そして銀行等からの縁故資金となっているわけでございます。このたび地方債許可方針が改正されまして、資金調達の多様化が図られ、新たな資金調達方法といたしまして、住民参加型ミニ市場公募債の制度が創設されたところでございます。これは、政府の財政構造改革、財政投融資改革等によりまして、政府資金等の供給が将来的に減少していく傾向にあることや、金融機関が時価会計の導入等により大量の縁故債の引き受けが難しくなってきていることを考慮してのものというふうに思われるわけでございます。ミニ公募債は、市民の皆さんに市の実施する事業を投資していただくことを通じまして、まさに直接市政に参画いただき、市民の皆さんと共同により事業を進めるということになります。そして、市政への高い参加意識を持っていただくということで、大変効果の大きいものというふうに考えております。
既に始めているところの状況を見ますと、発行する証券の販売地域を自治体内に限定し、また発行する単位を小さくすることなどによりまして、交流しやすくしているようでございます。おただしがございました、発行額が少ないと発行するメリットが少ないと言われているけれどもどうかということでございますが、このミニ公募債を発行する際には、当然引き受け銀行、それから残った場合の債券の引き受けが生ずること。これにつきましては、群馬県太田市のミニ公募債の例を見ますと、五億円の発行に対しまして約二十九億円ということですから、五倍半ぐらいの応募状況ということですから、心配ないのかなというふうな点もあるわけでございますが、このほかに利子が当然ございますし、発行の手数料等が必要であるということでございます。
最近の状況といたしますと、十億円以下のミニ市場公募債を発行した場合は、いわゆる縁故債、普通の銀行等から借りた場合と比較してコスト高になるという傾向があるようにも聞いているところでございます。いずれにいたしましても、こうした状況がございますので、市民参加型のミニ市場公募債につきましては、本市におきましてもさらに検討を進めていきたいというふうに考えております。
△議長(清水邦男議員) 市民環境部参事
○市民環境部参事(松井一夫君) 環境問題の地球温暖化を迎えるためにできることにつきましてお答え申し上げます。
地球温暖化の問題につきましては、平成十四年に我が国も京都議定書を受諾し、国を挙げて地球温暖化防止に取り組むことになりました。この受諾に当たり、政府は議定書の削減約束を達成していくことは決して容易なことではなく、国、地方公共団体、事業者、国民が一体となり、総力を挙げて取り組むことが必要であるとの総理大臣談話を発表しております。この総理大臣談話にもありますように、市民一人一人の環境に配慮した行動が求められ、それぞれの自覚が必要と思います。
おただしの地球温暖化防止に対する森林の役割と効果でございますが、樹木に二酸化炭素が吸収されると、光合成により酸素は樹木の外に放出されてしまうので、炭素だけが樹木に残ります。これが地球温暖化防止に期待される森林の役割とされております。飯能市の森林が吸収貯蔵する二酸化炭素の量でございますが、埼玉県の資料では、炭素換算で算出しておりますので、これを参考にさせていただきました。それによりますと、日本全体では十四億トンとなり、県全体では千百十四万トンと算出されております。これをもとに計算をいたしますと、本市の森林が貯蔵する炭素の量は八十三万六千トンと算出されます。
次に、地球温暖化に対し市民にできることはどのようなものがあるかとのことでございます。まず考えられますのは、家庭での電気、ガス量などの使用量を調べる。次に、標準的なものと比較して、消費量が多いかどうかをチェックする。また、省エネ行動と思われるものを書き出して、自分の行動と比較するなどが挙げられます。具体的な行動といたしましては、使っていない部屋の電気は小まめに切る。電気器具を買いかえるときは省エネタイプのものを買う。近くに出かけるときは、車でなく徒歩か自転車にするなどは、ごく一般的なものであると思います。そのほかには、経費の問題もありますが、太陽光発電設備の設置なども挙げられると思います。また、意外と気づかないものに、生鮮食料品はハウスもの、冷凍ものではなく、そのときどきの旬のものを食べる。これも効果的な行動の一つではないかと思います。
今後これらの事例を挙げ、数値などを用いて広報等で啓発を図ってまいりたいと考えております。
また、新年度には職員手づくりの環境家計簿を作成する予定でございます。これは、モニターにより実施したいと考えております。
おのおのがそれぞれに少し前のころの行動をとるだけでも、地球温暖化に対して少なからず効果があるものと思いますので、生活の利便性を追求してきた今までの生活スタイルを見直し、少し不便だなと感じることであっても、何年か前までは当たり前のことであったと考えれば、さほど抵抗なく行動に移していけるものではないかとも思っております。
いずれにいたしましても、まずできることから始める、これが一番大事なことと思います。
△議長(清水邦男議員) 福祉部参事
○福祉部参事(野口秀夫君) 3子育ての保育所待機児童ゼロ作戦のその後についてお答えを申し上げます。
保育所待機児童の問題が深刻化してまいりましたのが、九〇年代の半ばごろからでございますが、国におきましては平成十三年に仕事と子育ての両立支援策の方針につきまして閣議決定いたしました。この中で五つの基本施策の一つとして、待機児童ゼロ作戦、最少のコストで最大のサービスを定めております。基本方針とともに具体的目標、策が示されております。例えば保育ママ、本市ではこれは家庭保育室と呼んでおります。自治体における単独施策、幼稚園における預かり保育等を活用し、潜在を含めた待機児童を解消するため、待機児童の多い都市部を中心に、平成十六年度までに計十五万人の受け入れ児童数の増大を図るとしております。施設の運営は、民間活力を極力活用し、最少のコストでの実現を図る等々の具体目標、施策が示されているところでございます。
本市の状況を申し上げますと、平成十三年度当初の待機児童数は五十人でありました。そして平成十四年度当初十五人と減少いたしました。このことは議員さんも御承知のとおり、昨年四月から白鳥幼稚園におきましてゼロ歳から二歳までの低年齢児対象の定員三十人の保育所を開設していただいた影響が大きいところでございます。平成十五年度入所につきましては、二月五日時点で十七人の待機児童となっております。ただし、その中身を見てみますと、近隣にあいている保育所があっても、第一希望の保育所のみを希望する方もございまして、待機児童の定義から含めますと、厳密に待機児童は五人という状況でございます。いずれにいたしましても、待機児童ゼロが理想でございますが、現状ではなかなか難しい課題と考えているものでございます。
新年度に入り、専門家を交えた幼稚園、保育所関係者とともに、本市の将来に向けた幼保問題に関する懇談会を開催していく予定となっております。この中で今後の保育所のあり方、待機児童解消の問題、幼稚園、保育所、小学校の連携等の問題にも触れられてくるものと存じます。今後とも待機児童の解消を図るべく、一層の努力をしてまいりたいと考えております。
△議長(清水邦男議員) 市民環境部参事
○市民環境部参事(恩田敬子君) 3地域問題、一 高齢者からの提言よりのうち、花粉症防止対策について御答弁を申し上げます。
今の季節は、花粉症の方々にとりまして大変つらい季節であると御推察いたします。さて、現在県では、花粉ゼロ作戦と銘打ちまして、全庁的に花粉症対策に取り組んでいるとのことでございまして、農林部においては、スギ花粉削減対策といたしまして、杉林の伐採促進、杉林の枝落とし、花粉の少ない苗木の供給、杉材の利用促進を図ることとなっております。また、健康福祉部においては、花粉症対策支援としまして、予防のための情報提供、相談体制の充実、実態調査の実施。環境防災部では、排気ガス及びまちの花粉飛散対策としてディーゼル車対策、都市の緑復活作戦の実施など、各種対策をとっているようでございます。
この中で、県の農林総合研究センター森林支所では、杉花粉を減らすため、花粉の少ない品種の開発に取り組んでいるとのことでございます。そして県内の形質や成長が優れた杉四十六品種のうち四品種がほとんど花粉をつけないことがわかりました。今後新たに植栽する杉を、すべて花粉の少ないこれらの品種とするため、森林支所では現在苗木供給体制を整えつつありまして、平成十七年度には供給できる見込みであるとのことでございます。
市におきましても、新たに杉を植栽する場合には、森林支所から供給されます、この花粉の少ない杉苗木を使用してまいりたいと存じます。
△議長(清水邦男議員) 市民環境部長
○市民環境部長(島崎洋三君) 地域問題の中から、ウオーキングで感じたこととしての定義についてお答えを申し上げます。
自然の山々に囲まれました本市におきましては、天覧山や多峯主山、そして宮沢湖周辺、さらには吾野、東吾野方面など、多くのハイキングコースを抱えております。春から秋にかけましては、大変多くのハイカーが訪れ、賑わっているところでございます。天覧山や多峯主山周辺につきましては、地理的にも身近な場所で、特にハイカーの多いのも確かでございます。コースにつきましては、計画的に補修を行っておりますが、広範囲の管理のため苦慮しているところでございます。そこで、整備が行き届いていない場所については、補修材を市が用意いたしまして、地域のボランティアの方々にお願いできたらと思うところでございます。
加藤議員さんには、毎議会ご提案等をいただき、担当といたしましては、一つ一つ確認しながら、可能性について検討をしております。当然のことながら、市民と行政がお互いに協力しながら、まちづくりを推進していくことは重要と考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
△議長(清水邦男議員) 建設部長
○建設部長(加藤三郎君) 4地域問題、高齢者からの提言より、もう一点、道路問題の都市計画道路阿須小久保線についてお答えいたします。
最初に、高齢者からの提言の中から、交差点の車道と歩道の段差を解消することについてお答えいたします。
現在歩道のついている道路の交差点部分が多くございます。車道と歩道の境目に約二センチの段差がついております。この段差につきましては、車いすを使用している方にとっては障害となっており、支障を来しているところでございます。熊谷市ではこの段差解消のために、車椅子の車輪の通る部分をスロープに施工したものでございます。車椅子の使用者の方にとっては必要な平坦性と、視覚障害者の方にとってはつえを使っての目印を兼ね備えておりまして、高く評価されているところでございます。当市におきましては、本年度栄町地内の歩道の段差をスロープに施工し直したところでございます。また、都市計画道路川寺上野線におきましても、二センチの段差の生じないような構造で施工しているところでございます。加藤議員さんの提言につきましては、今後十分研究してまいりたいと考えております。
続きまして都市計画道路阿須小久保線についてお答えいたします。 阿須小久保線につきましては、飯能市の幹線道路網を形成する上で、青木大久田線二九九号バイパスと同様に重要な路線として、昭和四十一年に延長四千八十メートル、幅員が十六から十八メートルで、都市計画決定された道路でございます。既に双柳地内の県道馬引沢飯能線から北側終点まで千五百メートルにつきましては、整備を終えて供用されていることは御案内のとおりでございます。双柳地区から南へ岩沢を経て本路線の起点である阿須までの延長約二千六百メートルの区間が未整備となっておりますが、そのうち約千七百メートルにつきましては、現在双柳南部、岩沢北部・南部の土地区画整理事業によりまして整備を行っているところでございます。そのほか双柳地内及び阿須地内に未着手区間がそれぞれ四百五十メートルございます。本線の持つ役割は非常に重要でありますので、土地区画整理事業との調整のほか、その整備時期、手法、ただいまご提案いただきました財源等につきましては、今後十分検討してまいりたいと存じております。
飯能市では現在二つの都市計画道路を整備中でございますが、阿須小久保線は南北の幹線道路であり、市街地に流入する交通量の分散を図る上からも、早期の整備が望まれているわけでございます。このことにつきましては、認識しているところでございます。いずれにしましても、早期の整備に着手できるよう、今後財源の確保はもちろん、いろいろな角度から研究してまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと思います。
△議長(清水邦男議員) 教育委員会事務局参事
○教育委員会事務局参事(鯉沼文夫君) 4地域問題の二 飯能の魅力を高めるためにのうち、飯能市の魅力を高めるための文学や民話を生かした教育についてお答えを申し上げます。
おただしの件につきましてでございますが、現在のところ飯能市の魅力を高めるという、そうした視点に立っての文学や民話を生かした学習は、ほとんど行っていないのが現状でございます。しかしながら、国語の読み聞かせなどに埼玉県の民話等を取り上げる授業は行っております。飯能市の民話についてでありますが、多峯主山を題材とした「ダイジャラボッチャ」や川寺を題材とした「一本松のきつね」など、大変興味深い民話が数多くあります。しかしながら、身近な飯能市にこのような民話が数多くあることは余り知られておりません。国語科の時間だけでなく、総合的な学習の時間を活用して、地域に伝わる民話を調べたり、文学を発掘する課題研究に取り組む中で、飯能市のよさを再認識させ、郷土に誇りを持ち、愛する心を育てていくよう指導、助言してまいりたいと存じます。
また、おただしにもありましたような飯能市に関係する文学につきましては、中学校での朝の読書の時間を活用したり、国語科の学習の発展教材として取り上げることができると考えられますので、教育委員会といたしましては、各学校の教育活動に対する主体的な工夫、改善を尊重しながら、飯能市にかかわる文学や民話を教材として取り上げていくよう、学校訪問等の機会を通して指導、助言してまいりたいと存じます。
△議長(清水邦男議員) 以上で加藤議員の質問を終わります。
飯能市議会のホームページより
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